
試験本番に向けて、私が最も意識していたのは「知識量」よりも「時間配分」でした。
社労士試験は、科目ごとの難易度や問題構成が大きく異なるため、
自分のペースを崩さない戦略を持っているかどうかで、結果が大きく変わる試験です。
私は最終的に、**選択式も択一式も「国民年金 → 厚生年金 → 健康保険 → 労基・労安 → 労災 → 雇用 → 労一・社一」**という順番で解きました。
この順番は、模試や過去問演習を何度も重ねる中でたどり着いた“自分に合う流れ”です。
選択式(80分):1科目7分+余り時間で見直し
選択式は「時間が余る」と思われがちですが、実際は見直しこそが命です。
本番では、1科目につき7分を目安に進め、最後の約30分を見直しに確保しました。
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科目 |
配分時間 |
コメント |
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国民年金 |
7分 |
毎年の傾向が安定しており、ここで落ち着いてスタート。 |
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厚生年金 |
7分 |
国年の延長線上で解きやすく、得点源として位置づけ。 |
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健康保険 |
7分 |
語句や給付系の細かい部分に注意。 |
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労基・労安 |
7分 |
条文が多く、最初にやると緊張しすぎるので後半へ回す。 |
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労災 |
7分 |
出題傾向が読みにくく、迷う問題は即飛ばす。 |
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雇用 |
7分 |
細かい手続や給付の部分が出るが、落ち着いて対応。 |
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労一・社一 |
7分 |
白書・統計・判例など“未知の問題”が出やすいため、最後に集中。 |
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残り |
約30分 |
全体の見直し・空欄チェック・語句再確認。 |
なぜこの順番か?
理由はシンプルです。
国民年金と厚生年金は、毎年の難易度が安定していて、得点源にしやすいから。
逆に、労基法や労一・社一は問題文が長く、最初に解くと必要以上に緊張してしまう。
試験序盤で焦ると、そのまま1日が崩れてしまうため、
“落ち着いて手を動かせる年金系から入る”という流れを徹底しました。
選択式は1問の取りこぼしが命取りになるため、
**「確実に取れる問題を先に拾う」**ことを最優先。
そのうえで、最後の見直し時間をしっかり確保して、
冷静な頭で語句の整合性をチェックするようにしていました。
択一式(210分):1科目20分+残りで見直し
択一式は、集中力と体力の持久戦です。
私は1科目20分×7科目=140分(約2時間20分)で一周し、
残り約70分を見直しに使うようにしていました。
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科目 |
配分時間 |
コメント |
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国民年金 |
20分 |
得点源その1。ウォーミングアップとして最適。 |
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厚生年金 |
20分 |
年金モードを維持してテンポ良く。 |
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健康保険 |
20分 |
給付や数字の細かさに注意。 |
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労基・労安 |
20分 |
問題文が長く集中力を要するので、体が慣れた中盤で。 |
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労災 |
20分 |
理解問題中心。迷ったら即チェックして後回し。 |
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雇用 |
20分 |
中盤で気持ちが切れやすいので、リズムを意識。 |
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労一・社一 |
20分 |
白書や判例など未知の問題が多い。最後に冷静に対応。 |
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残り |
約70分 |
苦手科目やマーク確認、見直し、飛ばした問題の処理。 |
見直し時間の使い方
択一の見直しでは、次のルールを決めていました。
- マークミスを最優先で確認
- 迷った問題のチェック欄から再開
- 「絶対に間違えてはいけない基礎問題」を再確認
見直しの70分をどう使うかは、試験後半の集中力次第。
眠気や疲労で判断が鈍る時間帯こそ、
「ルール化された動き」が効果を発揮します。
試験当日の感情コントロール
試験本番では、最初の5分で「緊張の波」が押し寄せます。
でも、最初に年金科目から入ることで、
「知っている」「取れる」問題にすぐ出会えたのが大きかったです。
リズムがつくと自然と落ち着き、呼吸も整いました。
労基や労一など文章が長い科目を序盤に持ってくると、
「読み疲れ」や「焦り」が生まれてしまい、後半の得点源でミスを連発するリスクがあります。
だからこそ、心理的な安定を重視した順番が、結果的にベストでした。
時間配分は「冷静さを保つための武器」
時間配分の戦略は、単なるタイムマネジメントではなく、
**“自分を守るための仕組み”**でした。
本番中に焦っても、
「1科目7分」「1科目20分」という目安があるだけで、
今どの位置にいるのかがわかり、安心できる。
また、得意科目を先に持ってくることで、
「自信のあるスタート」が切れる。
これが、その後の3時間半を落ち着いて走り切る最大の要因になりました。
まとめ:自分の流れを信じることが最強の戦略
社労士試験は、“知っているかどうか”よりも、
“落ち着いて解けるかどうか”の試験です。
焦りを制するために、時間配分を決め、
本番で迷わないルールを自分の中に作っておく。
これこそが、私が合格をつかむために一番意識していた戦略でした。
追記:
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今回のタイトルは、
【第10回】時間配分と本番戦略:焦らず、流れを制するためのルール
をご紹介します!